教室の中だけだと、逃げ場がない
学校がしんどくなった子にとって、「屋内で・椅子に座って・大人の目がある」という状況そのものが、しんどさの再現になることがあります。フリースクールに移っても、環境の構造が同じなら同じことが起こりうる。
自然の中には逃げ場があります。輪に入りたくない日は、川の石をひたすら積んでいてもいい。畑の隅で座っていてもいい。その場にいるけれど、参加しないという選択肢が物理的に存在することが、追い詰められた子どもにとって決定的に大きいのです。
高尾フリースクール109の一日
私たちの場所は、京王線「高尾山口」駅から徒歩5分。開校は月曜と金曜の9:00〜15:00です。
- 9:00 集合 今日やりたいことを、それぞれが言葉にする(言いたくなければ言わなくていい)
- 午前 畑の作業、田んぼの世話、川、工作、読書、学習。日によってまったく違います
- お昼 みんなで食べる。収穫したものを使うこともあります
- 午後 午前の続き、または山や川へ。座って過ごす子もいます
- 15:00 解散
時間割はありません。ただし、何もない自由ではなく、大人が選択肢を用意し続けるという形の自由です。ここは大事な違いだと考えています。
自然の中で、子どもに起きること
1.失敗の質が変わる
畑では、うまくいかないことが日常的に起こります。芽が出ない、虫に食われる、雨が降らない。それは誰のせいでもない失敗です。テストの点や人間関係と違って、自分の価値と結びつかない失敗を繰り返し経験できることは、自己否定が強くなっている子にとって回復の材料になります。
2.体が先に動き出す
気持ちが動かないときでも、体は動くことがあります。土を掘る、水を運ぶ、火を焚く。体を動かした結果として気分が変わるという順番を、子どもたちは自然に覚えていきます。これは学校に戻る・戻らないに関係なく、生涯使えるスキルです。
3.年齢がまざる
小1から中3まで一緒にいるので、上の子は自然に世話をする側になります。学校では「支援される側」だった子が、ここでは教える側になる。この役割の転換が、想像以上に効きます。
「自然が好きな子」でなくても大丈夫です
よく聞かれるので書いておきます。虫が苦手でも、外遊びに興味がなくても、まったく問題ありません。実際、最初の数か月は室内で本を読んでいるだけだった子もいます。それでいいんです。外があるのに、外に出ないという選択ができる——それも自由の一部です。
私たちの考えていること
高尾フリースクール109の合言葉は「どんな色も、いいね。」です。学校に合う色の子もいれば、合わない色の子もいる。合わない色は間違った色ではありません。
運営しているのは特定非営利活動法人 高尾こてんぐの会。地域に根を張って、キックボクシング・柔術・ヨガ・少年野球といった活動を八王子・高尾でやってきた人たちの集まりです。だから私たちのフリースクールは、教育の専門家だけがつくった場所ではなく、地域の大人たちがつくった場所です。子どもにとっては、大人の種類が多いほうがいいと考えています。
まずは半日、来てみてください
見学・体験(半日 9:30〜12:00)は無料です。文章では伝わらないことのほうが多いので、実際に土と川の音のある場所に立ってみてもらうのが一番早いと思っています。保護者の方だけでも歓迎です。
費用や制度が気になる方は 東京都の助成制度の解説、他のフリースクールと比べたい方は 八王子・高尾のフリースクールの選び方 もあわせてご覧ください。
よくある質問
高尾フリースクール109はどこにありますか?
東京都八王子市高尾町2435、京王線「高尾山口」駅から徒歩5分です。敷地に田んぼと畑があり、すぐそばに川があります。
開校日と対象年齢を教えてください。
月曜・金曜の9:00〜15:00に開校しています。対象は小学1年生から中学3年生までです。
自然や外遊びが苦手な子でも通えますか?
通えます。虫が苦手でも、外に出たくない日があってもかまいません。室内で本を読んで過ごす子もいます。外があるのに外に出ないという選択ができることも、私たちが大切にしている自由の一部です。
見学や体験はできますか?
半日(9:30〜12:00)の見学・体験を無料でお受けしています。LINEまたはメールでご予約ください。保護者の方だけのご見学・ご相談も歓迎しています。
高尾山のふもとで、見学・体験してみませんか?
半日(9:30〜12:00)の見学・体験は無料です。田んぼ、畑、川。まずは空気を吸いに来てください。保護者の方だけのご相談も歓迎です。
LINEで無料相談・体験予約 スクールの詳細を見る