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不登校の基礎知識

八王子で「不登校かも」と思ったら|最初に相談する場所と、親ができること

最終更新:2026年09月08日 | 執筆:高尾フリースクール109(特定非営利活動法人 高尾こてんぐの会)
朝、布団から出てこない。お腹が痛いと言う。行きたくない、と初めて口にした。——そのとき保護者の方が抱えるのは、たいてい「どこに相談すればいいのか分からない」という戸惑いです。八王子市には相談先がいくつもありますが、整理されて示されている場所が少ない。この記事はその地図です。

まず、いちばん大事なこと

順番として、相談先を探すより先にやってほしいことが一つあります。それは、お子さんに「学校に行かない理由」を問い詰めないことです。

本人にも理由が言語化できていないことがほとんどです。「なんで行かないの」と聞かれ続けると、子どもは理由を説明できない自分が悪いと受け取ります。ここで関係がこじれると、その後の回復に時間がかかります。

最初の数日は、理由ではなく状態を見てください。眠れているか。食べられているか。表情が動く瞬間があるか。相談窓口で最初に聞かれるのも、たいていこの3つです。

八王子市の相談先マップ

① 学校(担任・スクールカウンセラー)

最初の窓口は、やはり在籍校です。特にスクールカウンセラーは、担任とは別の立場で話を聞いてくれます。「担任には言いにくい」という場合でも、スクールカウンセラー面談は申し込めます。出席の扱いや配布物、給食の停止といった実務も、ここで整理できます。

② 八王子市の教育相談窓口

八王子市は、教育相談・不登校・特別支援教育に関する相談窓口を設けています。学校を通さずに直接相談することもできます。市の公式サイトの教育相談・不登校・特別支援教育についてのページから、最新の窓口・電話番号を確認してください。

③ 教育支援センター(適応指導教室)

学校に行きづらい子どもが通える、市が運営する公的な場です。学習支援や活動があり、在籍校と連携して出席の扱いが検討されます。費用がかからないのが大きな利点です。

④ 八王子市立高尾山学園

不登校の児童・生徒のために設置された市立の学校です。転入学して通う形になり、少人数で柔軟な教育課程が組まれています。見学や相談の手続きがあるので、関心がある場合は早めに市に問い合わせるとスムーズです。

⑤ 民間フリースクール

学校復帰を必須としない、民間の居場所です。八王子・高尾エリアには複数あり、自然体験を軸にするところ、学習支援を軸にするところなど方針が異なります。有料ですが、東京都の助成制度で負担を減らせる場合があります(解説はこちら)。

⑥ 東京都の不登校支援ポータル

東京都は「TOKYO多様な学びの場・居場所ナビ」という不登校の小中学生支援ポータルを運営しており、区市町村ごとの支援情報がまとまっています。八王子市のページもあります。

相談の順番に、正解はありません

「まず学校に相談してから」と考えて動けなくなる方がいますが、学校を飛ばして市の窓口や民間に相談してもまったく問題ありません。話しやすいところから始めてください。相談したからといって、何かが自動的に決まるわけではありません。

家庭でできる、最初の一歩

1.生活リズムだけは、ゆるく守る

勉強より先に、朝起きて夜寝る、が回復の土台になります。完璧を目指す必要はありません。昼夜が完全に逆転しない、くらいの目標で十分です。

2.家の中に「役割」を残す

洗い物でも、犬の散歩でもかまいません。家族の中で必要とされている実感は、自己否定が強い時期の子どもにとって支えになります。

3.保護者自身の相談先を確保する

これが抜けがちです。子どもの不登校は、保護者の方の消耗が非常に大きい。誰にも言えないまま抱えると、家庭全体が持ちません。私たちのところにも、保護者の方おひとりでの相談が毎月あります。子どもを連れてこなくていいので、まず話しに来てください。

時間がかかっても、道は必ずあります

今この記事を読んでいる時点で、あなたはもう動いています。学校に戻る子もいれば、別の場所で伸びていく子もいます。どちらも失敗ではありません。

高尾フリースクール109は、高尾山のふもとで、小1から中3までの子どもたちを受け入れています。見学・体験は無料、保護者の方だけのご相談も歓迎です。

よくある質問

八王子市の不登校相談はどこにすればいいですか?

まずは在籍校の担任やスクールカウンセラー、そして八王子市の教育相談窓口が入り口になります。学校を通さずに市の窓口へ直接相談することもできます。教育支援センター(適応指導教室)や不登校特例校の高尾山学園、民間フリースクールも選択肢です。

学校に相談する前に、フリースクールに相談してもいいですか?

問題ありません。相談の順番に決まりはなく、話しやすいところから始めて大丈夫です。高尾フリースクール109でも、学校に相談する前の段階でのご相談を多くお受けしています。

子どもに理由を聞いてもいいですか?

問い詰めることはおすすめしません。本人も理由を言語化できていない場合が多く、繰り返し聞かれると「説明できない自分が悪い」と受け取ってしまいます。理由よりも、眠れているか・食べられているか・表情が動くかといった状態を見てください。

親だけで相談することはできますか?

できます。高尾フリースクール109では保護者の方だけのご相談・見学を無料でお受けしています。お子さんを連れてくる必要はありません。

高尾山のふもとで、見学・体験してみませんか?

半日(9:30〜12:00)の見学・体験は無料です。田んぼ、畑、川。まずは空気を吸いに来てください。保護者の方だけのご相談も歓迎です。

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